2012/03/22

硝子の牢獄




薄暗い窓の外は
いつも空っぽ。
窓硝子の遭わせ鏡に
いくつもの偽りの扉。
水さえ与えられず
出口のない廻廊を
徘徊する。
今日も
徘徊する。


※これはフィクションです。実在の人物団体場所とは一切関係ありません。